005 天上聖母十大地獄-其の参〜七夕の艶っぽい物語

七夕の物語には、こんな解釈もあります。「牛飼いの青年と天で織物を織る女神は、愛し合って仕事を忘れるほどでした。青年は牛の世話をしなくなり、女神は織物をしなくなりました」みたいな。おーおー。若いですね。仕事を放り出してなにに耽っていたのか詮索するのはやめておきましょう。

その後ふたりは、天の掟を破っても、数多の障害にあっても、一途に恋を貫こうとします。絶対にあきらめないひたむきさや情熱（ちょっと強すぎるくらいの！）と、同じような衝動をご自身の心のうちに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

牽牛星や司禄星に必ずついて回る「マジメ」「堅実」といった一般的な解釈にがっかりしてしまう牽牛星や司禄星の関係者さんのお話を、これまでにたくさん伺ってきました。わざわざ占いをなさるくらいだから、ご自身の心からほとばしる衝動があるはずなのに、占いでも「常識的」とか言われたらがっかりしますよね。

きっとマジメで結果を求める方々だからこそ「激しく真剣勝負」「とことん欲望に向き合う」いろんな側面があるはずです。過剰さにまつわる悩みをお聞かせくださる方は多いです。

このような場合、もちろん解釈する側も、決まり切った用語やイメージだけにとらわたり、目の前の人の生の感情やドラマをありきたりな展開に押し込めず、はっきり向き合っていく覚悟が求められますね。

では、十大地獄のお話、第三回です。「十大主星のダメダメ地獄リスト」ですね。

どんな星のもとに生まれていようとも、ダメダメの可能性は誰にでも等しく備わっています。わたしにはわたしの、あなたにはあなたの地獄があるでしょう。

ということで、古典的な解説の一例を見てみましょう。

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▼織女地獄（つまり司禄星）金がいのちであったり、金を呪ったり、妻の座にデーンと坐って何もしなかったり、不平・不満・愚痴、わがままいっぱいのものの堕ちるところが、織女地獄。

▼ 牽牛地獄　亭主関白をきめこんだり、役人風を吹かせたり、肩そびやかしていばったり、女を泣かせたり、痩せていたり、名誉欲にかられたり、女だてらに男っぽくなったり、布施をしなかったりしたものの堕ちるところが、あわれや、この牽牛地獄。

西川満『アンドロメダ』昭和55年12月23日刊　2月号　人間の星社

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並べてみるとわかりますね。誰しも必ず好き嫌いや、得手不得手があるのは仕方のないことではありますが、それぞれの星を描写している分量が違います。

お勉強中の方にとっては、どんな占いでも「ぜんぶの要素を同じ分量（規定の文字数や時間を決める）でまとめる、という作業をすると飛躍的に力が伸びます。

特に占いをお仕事にする場合は、まんべんなくすべてのパーツの理解を深めて、良い点も悪い点も語れるように語彙力を増やし、実例を挙げられる力は必須でしょう。

十大地獄、今回はご紹介する順番が変則仕様になりました。
次回はどの星にしようかな。どうぞおたのしみに！

構想◯年の新企画に向けて、バリバリ準備中です。
その一環として、まずは身をもって実例レポ中でございます。

実録・セルフプロモーションにも占い
https://lady-joker.com/20220709-free/

華やかにメディアで活躍してる（ようにみえる）占い師さんの多くは、広告とかマスメディアんの経歴をお持ちのことが多いですよね。

わたしはひたすら泥臭く汗臭く「現場叩き上げ」「臨床サイコー！」の履歴と属性なので、ご立派なマーケティングとか不特定多数（マス）を対象にしたお仕事をしたことはありません。

↑ これは弱点で負い目だとおもってましたが、いっそ開き直って逆手に取ればいいんだな、と最近おもってます。みたいな話はまた改めて。

タイトルはまだ決定してないので、あとひといきです。

まずは現実のプロフィールを作り込むのは当然。
わたしたちは占い師なんだから、さらに占いを活かした「バーチャル設定」「仮想プロフィール」を作ることにチャレンジしようではないかー！

最初は「コリン星から来ました！」みたいな話でいいとおもうんです。
でも、占いとか透視とか使えば、それはもっと、複雑で豊かでドラマチックな物語になるのでは？いっしょに挑戦してみませんか？（演説か！）

ということで、VIPコース（Virtual Identity Practice）
きょうはこれから記念すべき第１号！様がご来訪予定です。

最初は「すでにだいぶ占いなさってる人」向けの個人レッスンとしてスタートします。
気になる方はぜひお声がけくださいね。

どんな物語が始まるのか、わくわくしています。
たのしみだなーーー♪　

ではまた来週！（たぶんね♪）